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2022-02-01

2022年新年のご挨拶

今日は睦月の新月、和暦の新年を迎えました。みなさま、いかがお過ごしでしょうか? 新暦からはひと月遅れとなっていましたが、みなさま、あけましておめでとうございます。新しい年を今年も無事に迎えられたことをうれしく思います。旧年中も、さまざまな形で支えていただいて、どうもありがとうございました。本年もみなさまが健やかで穏やかな毎日を過ごされることをお祈りいたします。

ふた月ほど間が空いてしまいましたが(汗)、おかげさまで元気にしております。本格的な寒さがやってきて、ネットのつながる部屋は冬はとてつもなく寒いです。12時から14時くらいのお日さまが一番強い時間でないと作業が難しので、ネットを使ってする作業が1日に数時間しかできなくなっています。必然的に、優先順位を決めて、短時間でサササッと進めていかなければならなくなるので、瞬発力や取捨選択の能力が鍛えられているような気がします。そうやって自然に合わせるのもまた、よいものかもしれません。

新年早々、とてもうれしいことが2つありました。1つは、元旦(新暦の)に洗濯物を干しに外へ出たら、キジが目の前の木に止まっていました。とてもきれいでした。最近もまた、玄関の前の木に止まっていました。二、三年前から毎年、この時期から6月くらいまで、庭にはよくキジが遊びに来るようになって、お茶を飲んでいる横で窓をはさんでキジが座っていたりするのですが、本当に美しくて、なんとも豊かな光景だなあと思います。

そんなわけで最近は、キジが来てもそれほど驚かなくなってきていたのですが、もっと驚く鳥を見かけました。家に来たわけではないのですが、図書館に向かう途中、池の真ん中に見慣れない大きな鳥が佇んでいました。大きさはアオサギよりは大きくて、長い足は赤くて、くちばしが長く、するどい目をしていて、尾の羽が黒い鳥でした。「冬水田んぼ」の取り組みをしている農業関係者の人たちが、絶滅危惧種のコウノトリが田んぼに戻ってきたと喜んでいる記事の写真で見た鳥にそっくりです。家に帰ってから、野鳥図鑑で調べてみると、やっぱりコウノトリのようでした。絶滅危惧種がまた戻ってこれるくらいの環境が回復してきているのかなあととてもうれしい気持ちになりました。

今年も毎年使っている手帖「和暦日々是好日」を買いました。予定の管理用には新暦の小さな手帳を使っていて、こちらの手帖は、霜が初めて降りたとか、キジが来たとか、桜が咲いたとか、トマトの芽が出たとか、寝る前に日々の記録をちょこちょこと書くのに使っています。記録欄の下のコラムがとても興味深くて、植物の話や、ミツバチの話、星空の話など、自然のすごいなーと思うような話が書かれていて、毎週のように「へー」を連発しています。表紙に里紙という環境に配慮した紙が使われているのもうれしいところです。

カレンダーはまた今年も手書きで作りました。年末からコツコツと、二十四節気七十二候や土用の日付などの情報を集めて、方眼のノートに見やすいように盛り込んでいきます。一日一日、日付を書き込むのは根気が要りますが、「よい1日になりますように」と気持ちを込めると捗ります。今年でたぶん4冊目。今年は見るとうれしくなる言葉も添えて、さらにいいものになりました。よい1年にしたいと思います。みなさまにも、たくさんの喜びと幸せが降り注ぐような2022年になりますように。